(GBPJPY) ポンド円 週足
このように週足で大きな流れを確認することは時には必要ですね。
明日の動き、2時間後の動きなどと目先の動きにとらわれ過ぎれば、大きな流れを見落として大局のトレンドを取り逃がしてしまうことがあります。
では、このように大きな流れを確認すれば何が分かり、どういったヒントが隠れているのでしょうか。
2007年の不動産バブルが崩壊してサブプライム・ローンショック、リーマンショックを経て大きく下落しました。
2011年までの下落が大局の大きな下落の波動と私は見ています。
そこから、反動のリバウンドが入り2015年まで上昇しました。
この上昇を上昇トレンドの始まりの上げと見るか、2011年までの下降トレンドの戻りと見るかで見解が変わってくると思います。
上昇トレンドの始まりの上げであれば、2015年からの下降は調整局面となりますので2011年の安値は割りません。
一方で、一時的な下降トレンドの戻りであれば、2011年の安値を割る可能性が高まります。
それから、2018年からの動きは複雑な動きで緩やかに下降しているのですが、拡大型トライアングルのような動きです。
これは、トレードし易いチャートか難しいチャートかでいうと、難しいチャートになります。
私は、価格が将来どうなるかは予想はしません。なぜなら意味がないと思っているからです。
するのは予測だけです。
幾つかシナリオを考えて上抜けならこういう展開が予測できる。下抜けならこういう展開が予測できると準備をしておきます。
後は、上がるか下がるかは考えずに、流れに素直にトレードをします。
そして、意識しているのは分かりやすい波動を狙うということです。
今は、むずかしい波動ですが、この展開が終われば次は分かりやすい波動になる可能性がやや高くなります。
勿論、むずかしい波動の後に、展開が変わってもまた難しい波動になることもあります。
ポイントはこの拡大型トライアングルの動きにどこで変化が起きるかです。
次の変化がチャンスになると思いますので、そこを狙いたいですよね。
具体的にいうと、拡大トライアングルを下抜けて大きく下落するか、上抜けるかが大きな変化となります。
その前に小さな変化がでてきますので、そこに気づけるかどうかというのもチャート分析の醍醐味ですね。
勉強すればするほど成長できるのがチャート分析です。
一緒に学んでいきましょう。