【概要】
先日の米国雇用統計関連指標は軒並み予想を上回る数値でした。
9月のFOMCに向けた3つの重要イベント、8月発表雇用統計・ジャクソンホール・9月発表雇用統計のうち
最初のイベントを良い結果で通過し、本格的なドル高に向けての幸先の良い出発となりました。
【現状】
現在、ユーロドルは7月安値の1.1752に迫るところまで下落して来ており、
先ずはそこが明確に割れるかどうかが直近の見るべきところです。
今週については、3月の今年最安値1.1704にいつトライするかどうか、そして抜けた場合、
それ以上行くのかどうか、もしくは大きく戻すかどうか、を見極めたいと思います。
【ポジション】
早速月曜日のアジア時間で現状付近で停滞し、欧州の動きを見て大きく戻さないようであれば、
再度ドル買い方向 (ショート) で入るかもしれません。できれば戻りを待ちたいところではありますが。
ターゲットは1.1704手前あたり。一旦手前で利確し、1.1704を抜けた後大きくショートカバーしないようであれば、
戻りを待って再度慎重にショートを入れたいと思います。
【懸案】
今回の雇用統計で方向性に偏りが出て、ショートポジションが相当増えて来ていると思います。
6月の大きな下落を見てショートが多く溜まり、7月下旬に1週間下げが止まりその後大きく上に戻したこともあり、
今回もどこかでそうなることが予想されるので、ショートカバーには十分注意が必要となると考えます。