午前8時ごろ、資産運用ブラックロックが投資信託を通じて仮想通貨投資に乗り出すことが明らかになりました。ビットコインに連動する先物商品を投資先に加えるのだといいます。

参考:米ブラックロック、投信でビットコイン投資へ(日経新聞)

先物からのスタートなので、規模感はそれほど期待できそうにないですが、ブラックロックというキーワードは非常にインパクトがあります。

ブラックロックの運用資産は約830兆円。
今年流入が期待できる金額は、マスミューチュアル生命と同じ規模の投資比率からスタートするとなると、0.03%程度の最大2500億円規模でしょうか。

目先の状況として、ブラックロックが運用するファンドの目論見書を変更した運用資産を見てみましょう。

グローバル・アロケーション・ファンド 4種類:780億6000万円
ストラテジック・インカム・オポチュニティーズ:3兆6000億円

グローバル・アロケーション・ファンドの投資形態がファンドオブファンズのため、商品の組み入れ比率が分かりませんでした。
ストラテジック・インカム・オポチュニティーズの多くは債券です。

これらの1.5%の組み入れ比率でおよそ、500億円の流入が期待できることになります。
これは、年末にBTCとETHを購入したワン・リバーと同じ規模となります。
価格インパクトは、マイクロストラテジー社やワン・リバーなどの事例から鑑みると10万円程度かと考えられます。

さてニュースが流れると、ビットコインは6万円ほど上昇。その後、上げ幅を全て消す動きとなりました。
仮想通貨市場にとっては、トップ5レベルのポジティブニュースですが、相場の反応はイマイチ。
上がりそうなニュースが出たにもかかわらず弱い動きのため、目先は調整直面となりそうです。
BTCTrend Analysis

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