豪ドル / 米ドル、豪州貿易収支不調で、0.73割り込み下落

FXStreet - アジア市場早くに発表された。豪州貿易収支が予想を下回り、豪ドルは、昨日記録した7週間ぶりの高値から後退している。

豪ドル / 米ドル、50時間移動平均線の下方へと下落

現在、豪ドル / 米ドルは、0.33%安の0.7287、数分前に、市場安値0.7285を記録した。豪ドルは、米ドルに対し、予想を下回った経済データのために、この市場で大幅下落、貿易収支の下落が大きかった。

豪州の貿易赤字は、10月は、A$31.1億で、9月の修正値、A$24億ドルから大幅下落した。予想赤字は、A$26億であった。本日早くに発表された、新築住宅販売件数は、先月比で10月は3.0%減、先月は4.0%減であった。その前に発表された、AiGサービスインデックスは、前回の48.9に対し、48.2と下落した。

また、昨晩コモディティー価格も下落し、米国とアジアでの株価も下落し、リスク回避のセンチメントとなり、高利回りへの需要が減り、豪ドルの重しとなった。

市場は、中国サービス業PMI発表を待っており、中国経済の状況への回復の兆しを見出そうとしている。また今晩の米国からのデータ発表とイエレン議長の会見にも注目が集まっている。

豪ドル / 米ドルの注目水準

ペアは、0.73の下方で取引されており、直近サポート水準は、0.7255/45 (10時間移動平均線/ 10-DMA)、売り圧力がこの下で強まり、豪ドルを0.7200/0.7196 (節目/ 50-DMA)へと押し下げることになるであろう。一方、上昇サイドの直近レジスタンス水準は、0.7365/66 (10月13日& 15日高値)、この 上には、0.7416 (200-DMA)が控えている。